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1954 FL
このコーナーは、これまでGALLEYで紹介してきたカスタムバイクのその後を追跡レポートしていこうという主旨で始めました。ハーレーのカスタムというものは決して完成体などなくいつまでたっても終わりが見えてこないイバラの道であります。貴重なお金や時間を費やし改造にいそしむ、そんな人生を棒にふるようなオーナーのカルマの深さを記録に残していきたいと思います。


まだ、完成して間も無いパンチョッパーでしたがさっそくのお色直しです。前回はブラックベースのシンプルなスタイルでしたが、ある意味おとなしい雰囲気が否めませんでした。今回、オーナーの希望で「もっとラフなイメージ」のスタイルに変更しました。ガソリンタンクは79年式のAMFモノから年式不明ながらアイアンショベル時代の純正タンクに付け替え。かなりヤレたブルーメタリックは当時のペイントかどうかは判別出来ませんが良い雰囲気を醸し出しています。エンブレムは旧車時代のマークを参考にサイズは2倍増しにホワイト一色で仕上げました。
キャブレターはSUキャブから実に硬派で渋いS&SのBキャブに変更、エアクリーナーは相変わらず無しですが。


リア廻りは18インチのナロータイヤから、15インチにBFグットリッチ・シルバータウン・タイヤを履かせ、ぐっとファットなイメージに。ホワイトウォールではありませんのでクルマ用といえども両面ともブラックの普通のタイヤです、リムはありきたりな赤ではなくちょっとひねった色味をということで。くすんだピンクとでもいうようなカラーでペイントし、タンクのブルーと相まってガレージビルド的なイメージに仕上げました、



APR.2006