1ピーナッツタンク
218-16インチタイヤ
3ミッドコントロールシフト製作
4ワンオフドラッグパイプ
5ハンドルバー加工
6S&SスーパーEキャブ
7ロッカーBOX,カムカバー,
 キックカバー,サンブラ仕上げ
8シッシーバー製作
9各部,旧車イメージ

ショベルチョッパーでありながら,旧車テイストを感じさせるこのバイクは,1972年式FLをベースにハードテイルキットを組み込んだ1台です。
ショベルヘッドベースではありますがナックルヘッドやパンヘッドで使用するようなカドミウムパーカーのネジや,表面仕上げ・配線表現にこだわりました。
やれた旧車を感じさせるように,このバイクではメッキ部分を極力減らしエンジン表面もサンドブラストでマット処理してあります。
旧車をイメージさせる半つや消しブラックのフレームに合わせて,ホイールリムやハンドルバー,シシーバーまで同色ペイント。
18インチタイヤは,初期ナックルや旧車レースではよく見られる仕様でした。
シックスモーターサイクルではめずらしくVLテールライトなども使用されています。
操作系はオーナーの希望で大阪市内での乗りやすさを優先してハンドクラッチとミッドステップになりました。
フレームのラインがギリギリ隠れる位置にマウントされたピーナッツタンクは旧車イメージの強い,細いゴールドラインが入ったワインレッドとブラックのベタ塗装。
また,写真では分かりませんがフレーム等に這わしている配線などもビニールなどは使用せずに,布巻きのコタツ配線やチューブをプラスチックのタイラップなどでは,止めず布テープで上手に処理する,「見せる配線」としてあります。
このような,配線処理は製作者の档eクニックだそうであまりアップで公開しないでといわれました。
ぜひ,実物を見て,そのテクニックを御覧ください。


ブラック74スプリンガーに取り付けられた,わざとメッキを残してあるライザーにセットされたエイプバー。
このエイプバーも製作者のイメージで幅つめされ,グリップが外側に開くような角度に加工してあります。
また,ブラック塗装されたエイプバーにその加工跡が分かるように後処理をしてありません。
しかし,その処理は決して荒さを感じさせるものではなく,このバイクの雰囲気にマッチしたディティールになっているところが感心させます。
よく見るとクラッチレバーのところに後付けのユニバーサルスイッチが配線と共に。このような部分,旧車ファンなら理解できるでしょう。
旧車チョッパーイメージでサンドブラストでマット処理されたエンジンやキックカバー。
同じくマット処理のS&Sキャブ,マッシュルームカバーがエンジンの中央で自己主張しています。
フレームのタンクマウントをあえて,カットしていないので横から見るとマウント部分がタンクの中にめり込んでいるようですね。ハーレーのタンクロゴはピンストライプでセンス良く描かれています。
半ツヤブラックのドラッグマフラーはパンヘッドのカスタムマフラーをイメージしてワンオフ製作。フロントマフラーのとりまわしとフロントとリアのマフラーが一直線に並んでみえるところがポイントです。
プライマリーカバーが取り外された,荒々しいイメージのオープンプライマリー。
ミッドステップはクランクケースやミッションサポートのボルトを利用してワンオフ製作されたものです。変にデザインに凝らず,むしろ取りまわし方法を重視してレーシーなイメージで製作されています。
一見,簡単そうなステップですが,シフトの取り回しがパズルのようで見た目以上に手間のかかっている場所です。