1　-スポーツスター・タンク
2　-39φナローフォーク
3　-21インチホイール
4　-6インチライザー
5　-ロウズ・スーパーバー
6　-フェイク・スイッチ
7　-フェィク・メータークランプ
8　-ONE OFF・ソロシート
9　-FXタイプ・リアフェンダー
10-デュオグライド・テールライト
11-エンジン・サンブラ/ペイント
12-キャンディ・ペイント


「やりすぎない、スマートなソフテイル」をコンセプトにタンク位置も上げ過ぎず、ハンドルも高過ぎず、フェンダーサポートも切らずにシックスモーターサイクルが仕上げた「チョッパー」です。デザイン的には特に目立ったトコロもないのでV誌の読者には見向きもされないかも知れませんが、良い大人がさらりと乗れるチョッパーとしてはスマートでカッコイイフォルムではないかと自負しております。
当初、フロント周りはワイドグライドにて製作していましたが、オーナーの好みでナローフォークに変更。ボトムケース・オイルタンク・リアホイールそしてマフラーはブラックペイントにてイメージを引き締め外装は渋いキャンディカラーで仕上げました。最近は結構、ラフな造りのカスタムを見かけることが多いのですが、今回のチョッパーはスタイル的にはやや大人しめではありますが、三流とはゆえ当社もプロショップなので細部の造作の丁寧さや仕上げの良さは折り紙付きで、きっちりと造り込んでいます。カスタム屋たるもの、そういう基本的なトコロを大事にしていきたいものですね。それでいて、「おおっ！これぞシックスモーターサイクル・スタイル！」というモノが出来れば最高なんですけどね。


クロームの6インチ・ライザーに親交の深い長野県のカスタムショップ「LOWS MAGIC MACHINE」のブラック・オリジナル・スーパーバーのセットアップ。それに合わせる小型のスイッチ関係は「Fake」であっさりと仕上げました。 余白 自称「ワルぶっている」チョッパーショップなのに最近なぜかよく使われるミニメーターにはスイッチと同じく「Fake」製メーター・クランプで固定されます。クールなカスタムを数多く手掛けるショップだけにデザイン的にも洗練されていますね。


タンクはノーマルの大きなモノからスポーツスター・タンクに変更。ガソリンタンクはバイクのスタイルに大きく関わってくるので、タンク交換はがらりとイメージを変えるには強い効果があるのですが、それだけにタンクのチョイス、取り付け位置を間違うとかなり「痛い」モノに成り下がるので気を使います。カラーは虚飾を排してダークレッドのキャンディ・ペイント一色でまとめました。 余白 キャブレターはノーマルのままで、エアクリーナーのみメッシュのラウンドタイプに交換。シリンダーヘッドは点検整備のついでにサンドブラストでナシ地仕上げ、その下のシリンダーはブラックペイントでメリハリを演出しています。排気系はオーソドックスなテーパード・マフラーを選び全体の雰囲気に合わせてマット・ブラックでペイントしました。オイルタンクもブラック仕上げでクローム部分とのバランスを考えています。


シートはONE OFFのソロシート。ソフテイルフレームに合わせてやや厚みのあるスタイルにしています。普通ならバッサリとカットされるフェンダーサポートも今回はデザインの一部として残しています。旧車イメージのフラットフェンダーやワイドなモノでないのであれば、この仕様の方が良いのかも知れません。 余白 リアフェンダーはうっすらとラインが入るFXタイプを選択。それに合わせてデュオテール・ライトをフェンダーに埋め込み整形、加工。ライトのリムまでキャンディカラーにペイントしてあまり上品になり過ぎないようにします。ソリッドディスク・ホイールもセンターをブラックペイントで塗りわけ単調にならないようにしました。


JAN.2006