1-39@ナローフォーク
2-マスタング・タンク加工
3-5inch・フラットフェンダー
4-ONE OFF ソロシート
5-ONE OFF シッシーバー
6-ミッドコントロール
7-タンクシフト
8-キック・キット
9-エイプバー加工
10-リアサス付き



今回のエヴォ・ソフテイルベースのハーレーチョッパーは東京在住のオーナーの理想を忠実に再現したものです。御存じのように当店は大阪の辺境の地にある地域密着型のローカルなハーレー屋でありますが、ありがたいことに最近では遠く離れた日本の中心地、華の東京からもオーダーが頂けるようになりました。しかし、些末ながら疑問に思うことがあるのです。有名店が数多く集まる東京から、わざわざこんな三流ショップに自分の愛車を任せて頂けるのは光栄ではあるのですが、東京からのオーダーは何故か同じようなスタイル・カラーリングのカスタムばかりなのです。これが友人同士なら話は簡単なのですがお互いそのような繋がりのない方ばかり。東京ではシックス・モーターサイクルといえばこのスタイルとでもゆうようなイメージがあるのでしょうか。あまりにもマイナー・ショップゆえ、怪し気な噂だけが広がって都市伝説化でもしているのでしょうか。東京では当店が、どのようにイメージされているのか実に気になるトコロです。
そんな訳でオーナーの期待に十二分に応えるべく、製作は当店の秘密倉庫、通称エリア51で行い、見た事もない金属を錬金術で鍛えてスチールぽい雰囲気で仕上げました。そして、大きな声では言えないのですが、一見型遅れのレシプロエンジンに見えるのは実のところ地球外テクノロジーによって動いているという噂があります。その証拠にこのタイプでリア・サスペンションが組み込まれているという未確認情報も入手しています。また駐車場の近くで黒服の男達が目撃されるという…。とにかくナンバーワンには、なれなくともオンリーワンになりたいシックス・モーターサイクルです。



39@ナローフォークに変更されたフロント周りに組み合わされたハンドルは、3インチライザーと社外のエイプバーハンドルを幅詰め加工したモノをブラックペイント。黒いグリメカのブレーキレバーとレッドグリップが良いコンストラストになっています。スイッチ関係はハンドルには装備せずに移設しました。 余白 マスタングタンクをフレームに少し被せるように配置。HOT ROD調のカラーリングではありますが、オーナーの好みでフレイムとトライバルをミックスさせたようなペイントがされています。大きなダイス・シフトノブが印象的な1インチパイプで製作されたタンクシフトには、スイッチが組み込まれたちょっと変わった仕様になっています。



エアクリーナーレスのキャブはS&SのEを選択。曲がり加工の多いマフラーはONE・OFFモノで先端部分はストレートカットにされ、ツヤ消しペイントを施します。また大きく張り出した5速ならではのキックキットが迫力です。 余白 エンジンはブラックとレッドに塗り分けられ、白いプラグコードがアクセントになります。シンプルなONE・OFFのミッドコントロールにノンロッカーシステムの組み合わせがオーナーの心意気を感じさせてくれます。



ソロシートは毎度お馴染みのイージーライダース社製の縦ステッチの入ったモノ。これにショックとポジション対策のスプリングを合わせています。 余白 5インチフラットフェンダーにシンプルなONE・OFFシッシバー。共にブラックペイントされ、コンチネンタル氏のピンストが効果的に入っています。

        FEB.2007