1-純正1996 EVOLUTION
2-レブテック・ミッション
3-パウコ・フレーム加工
4-純正スポタン加工
5-バレルタイプ・オイルタンク
6-18インチオーバー・スプリンガー
7-ワンオフドラッグパイプ
8-SUキャブ
9-1.5インチオープンベルト
10-バーエンド・ウインカー
11-ラウンド・リアフェンダー
12-PMキャリパー



ベース車両はグースネック・リジッドフレームのゼロスタイルでしたが、オーナーの「ちょいワルのロングフォークチョッパーが大好きだ。」との一言でロングフォーク・チョッパーに大きくそのスタイルを変化させました。そのためベースからはエンジンとミッションのみを流用、全体のバランスを考えたすえフレームは「ちょいワル」のパウコ製をセレクト、フォークに合わせてフロントにストレッチ加工を施しました。肝心のフォークはプロアム製18inchオーバー、「ちょいワル」のナロースプリンガーを使用しています。それに合わせてフロントはV-TWIN製の21inchスプール・ホイール、リアは18inchホイールに控えめの160ワイドタイヤを履かせて基本フォルムは決まり。外装や操作系など細かい部分は雰囲気を崩さないようにまとめます。
ロングフォークチョッパーの「凄み」というものを最大限活かすようにした、シックス・モーターサイクル流、「ちょいワル・チョッパー」の完成です。



3inchパウコ製ライザーにドラックバー・ハンドル。グリメカ製のブレーキマスターも渋い。特徴的なバーエンド・ウィンカーはベスパのモノを流用。前後から見えるのでこれ一対だけで法律上はOKという優れもの。なにより「ちょいワル」にはイタリアーノ・テイストは欠かせません。 余白 純正スポーツスタータンクを幅つめ加工。フレームと同じくガンメタリックベースにメタリックレッドのフレイムパターン。お馴染み「コンチ氏」のラインが入っています。しかし、このポップアップ・タンクキャップ見た目は良いのですが構造上完成度は低く故障が多いのが玉にキズです。



でかいファンネルが特徴的なSUキャブにONE・OFFのターンアウト・ドラッグパイプをブラックペイント。ベース車時代から積まれていたミッションはレブテック社製の4スピード・ラチェットタイプ。バレルタイプ・オイルタンクは車体カラーに合わせてガンメタリックペイント仕様。 余白 控えめな幅の1.5inchオープンベルト仕様に、スポーツスター・カスタムの純正フォワードコントロールを流用、加工したコントロールシステム。実は今回の一番の見どころでして、見た目も使い勝手も良い、たいへん満足の出来るモノに仕上がりました。



写真では18inchのホイールのため幅広タイヤに見えますが、ワイドでもなんでもない160幅のAVONタイヤ。一昔はともかく、現在のノーマルスペックよりずっと細いサイズになります。いたずらに派手なワイドタイヤを奢るのではなく控えめなチョイスも渋い大人の魅力です。ブレーキライトもワンピースレンズの車用を使用。 余白 申し訳程度に付いたリアフェンダーは社名不明のラウンドタイプをタイヤに合わせて幅つめ加工。フォロント・ノーブレーキゆえ、ブレーキシステムを後輪だけに一点集中させ,ブラックペイントされた強力なPM社製キャリパーをダブルで装着。決めるところはきっちりと押さえる「ちょいワル」には必須事項といえるでしょう。

        OCT.2006