1-スプリンガー,ローダウン 2-4.5inchヘッドライト 3-E.R製エイプハンドル 4-3inchパウコ製ライザー 5-グリメカ製マスター 6-フェイク製スイッチキット 7-ナロー・マスタングタンク 8-S&S-Eキャブレター 9-5inchフラットフェンダー 10-ONE OFF・アップマフラー 11-ONE OFF・シッシバー 12-E.R製ソロシート 13-E.R製ミッド・ステップ 14-ガンメタリック・パイント |
この「腹上がり」なスタイルと跳ね上がったマフラーを見れば解る人にはピーンと来ると思いますが、オーナーのオーダーは「B級アウトローバイク映画に登場するチョッパーみたいなヤツね。」という内容でした。この手の映画がDVDで再版されてから以前のように一部のマニアだけのものではなくなるとフィルムの中の荒々しい雰囲気に魅せられて「自分のハーレーに対して抱いていたイメージは正にこれだった。」という新しいイメージを追い求める若いバイク乗り達に人気のスタイルになったように思えます。そんな訳でカスタムのオーダーとしては特別なことではないのですが、このオーナーには、もっと一歩進んだ考えがあったのです。 それはなにかと言いますと「集団で走っている列の前から3〜4台目ぐらいのポジションにあるチョッパーをイメージしてほしい。けっして、リーダー格のチョッパーではないんです。」驚いた、今までレンタル落ちのビデオしかなかった時代から結構な数のB級モノを見てきたつもりでしたが、ただ漠然と自分好みのバイクだけしか意識したことなかった。「3〜4台目?その位置にあるチョッパーのイメージ?ワイルド・エンジェルは?デビルズ・エンジェルだったらどうだった?」混乱する頭で製作したチョッパーがこのバイク。いわゆる「B級チョッパー」は単純な構成で組み上げられているし、そのシンプルさが荒々しい力強さに直結されています。そぼセオリーを再現しつつも、ベースがエボリューションでもあるので、それに合わせてアレンジを加えています。例えば「バックヤード的な雑な仕事」はしていません。あえて、ラフな仕上げが良い時もありますが「new-B級チョッパー」を表現するにはそぐわないと判断しかからです。雰囲気重視よりもスタイル優先のシックスモーターサイクル流「3〜4台目」の完成です。 |
3inchパウコ製ライザーにブラックペイントしたイージーライダース製エイプバーハンドルをセットアップ。コントロール廻りは、「FAKE」のスイッチキットとグリメカのブレーキシステムを合わせています。 | 余白 | 2.2ガロンのナローマスタングタンクに粒子の細かいガンメタリックをベースカラーとして、その上からブラックのフレイムパターンのピンストライプ。渋いイメージに仕上がっています。 |
ほど良い角度で跳ね上げられたONE・OFFのアップスィープ・エキパイにターンアウトのサイレンサーを取り付けました。現状でもかなりの長さがありますが、サイレンサーは差し込み部分の調整によりもっと長くできます。顕著に「B級チョッパー」らしさが表現されているパーツです。 | 余白 | メインスイッチや警告灯関係はエンジン・マウント部分に移設。その横にマウントされているミニメーターはちょっとした高級品。W&Wから取り寄せた「MMB」製のブラックパネル。メインキー左右にある小さなスイッチはそのメーターのリターンボタンになります。 |
キャブレターはS&SのEタイプ。点火系は毎度のポイント式に変更しています。 | 余白 | ミッドステップはイージーライダース製を取り付け。乗り手のイメージするポジションに関わってくるので地味だけど大事なパーツです。 |
5inch幅のフラットフェンダーにラウントタイプのONE・OFFシッシバー。オールド・フォードタイプ・テールランプはレンズがワンピースのモノをチョイス。タイヤはダブルリボンの「コッカー」製スーパーイーグル・レプリカ。 | 余白 | ソロ・シートは毎度お馴染みのイージーライダース製。オールドテイストな雰囲気を演出するためにシートは直付けせずに2inchのスプリングで高さを稼いでいます。 |