1-ONE OFF ドラッグ・ライザーバー
2-ピーナッツ・タンク加工
3-5inch・フラットフェンダー
4-ONE OFF コブラシート
5-ONE OFF シッシーバー
6-35ミリナローフォーク
7-S&S-Eキャブ
8-ミッドペグ加工
9-ジョッキーシフト加工
10-ONE OFF ドラッグマフラー



ひさびさの直球ど真ん中!エヴォ・ソフテイルベースのハーレーチョッパーです。スタイルは典型的なオールドスクールでありますが、ナイト・トレインならではのブラックエンジンを使用することにより、近未来的で小悪魔雰囲気全開マシーンの色香をも兼ねたチョッパーに上手く料理されています。個人的にナイト・トレインには何故かネコ科のイメージがあるんですよね。今回のチョッパーですと黒ヒョウのようなスレンダーなスタイルに静から動に一瞬にして変化する獰猛さを感じます。今回のチョッパー、ソフテイルベース・カスタムでは、かなりの秀作ではないでしょうか。
外装は限り無く小さくシンプルに、フロント廻りもごっそりナロースタイルに変更、ソフテイルとしては、かなりコンパクトなスタイルにまとめ、カラーリングも外装以外のいわゆる車体の下半分はシンプルに色見の少ないモノトーンに限定して視覚的にもマスの詰まったように、反対にタンク・シート・グリップなど上方向にあるものは明るくポップなカラーで、より色味を強調したペイントにしています。
最近海外の雑誌などで、ちらほらと見かけるライトグリーンのこのカラーは派手過ぎず、ホワイトパーツなどを合わせることで70年代のフラワー・ムーブメント的な雰囲気を感じさせる面白い色味です。
ダークな雰囲気とポップなカラー、この一見相反するコンセプトが混ざりあって「どちらでもないスタイル」的なもどかしさが、本当のところチョッパーというモノの本質に迫っているのではと思います。まあ、オーナーも社会の裏表を知りつくし、ヒトの喜怒哀楽のカルマを感受する娯楽の殿堂パチンコ店関係者なので、このチョッパーには似合っていると言えば、そう言えるでしょう。



ハンドルは、ONE OFFのステンレス製ライザー一体型ドラッグバー。少し最近の流行りを意識していますね。黒いグリメカのブレーキレバーとホワイトグリップが良いコンストラストになっています。スイッチ関係はハンドルには装備されない、すっきりとした仕様です。 余白 ピーナッツタンクをロートンネル加工して、フレームの上に少し被さるぐらいのハイマウント仕様。ベースカラーはハウスオブカラーのライムゴールドとソリッドグリーンの塗り分けにホワイトで縁取り。オーナーはこれにピンストライプを入れるかどうか迷っているそうです。



エンジンはアルミ地にブラックペイントされるだけで、なんとなく高級そうに思えるから不思議。ONE OFFのドラッグパイプ・マフラーのみアクセントでシルバーペイント。ミッド・コントロールはノーマルペグを流用。ブレーキペダルはショベルタイプを踏みやすいように手前向きに装着。 余白 ブラックペイントゆえ構成部品が少なく見えるのでチョッパー向きかもしれないナイトトレイン。社外のロッカークラッチ・キットの中身だけを使用してノーマルペダルを合わせたノンロッカーシステム。ONE OFFのジョッキーレバーは足の邪魔にならないように斜めに取り出されます。



ショベル時代、カヤバ製の35ミリフォークをトリプルトゥリーと共にごっそりと流用。ブレーキもショベル用になります。ボトムケースを始め21インチリム・スポークもブラックペイント。 余白 雰囲気だけは十二分にあるS&S製Eキャブに変更され、エンジンの黒とは違い、いやらしくテカッたファンネルが面白い。キャブから伸びるアイドル君はEキャブにはあると便利な装備です。



5インチ幅フラットフェンダーは程よい長さにカットされ、それに合わせて製作されたホワイトが印象的なコブラシート。ショート・シッシバーも含めてリア廻りを一体感のある特徴的なスタイルに仕上げています。フロントのナローイメージとは対照的でかなりポイント高いと思いますね。 余白 写真の構図のせいでかなり幅広タイヤに見えますが、ブラックペイントされただけで何の変哲もないノーマルホィール。AVON製ベノム・タイヤがこのチョッパーには良く似合います。サイドマウントされたスクエアなテールランプはMOON製の製品を使っています。

        JAN.2007