1-前後キャスト、ブラック
2-F/エイボンMk-
3-R/H.D.Sグッドイヤーレプリカ
4-スモールタンク
5-4.5インチヘッドライト
6-F/ローダウン
7-シングルブレーキ化
8-ER製エイプハンドル
9-パウコ/3インチライザー
10-グリメカマスター
11-テーパードマフラー
12-S&Sエアクリーナー・カバー
13-リアフェンダー加工
14-サイドナンバー造作
15-RショックIKONブラック
16-イモ虫シート



2007年アメリカでは「XL1200N-NIGHTSTER」がリリースされましたが、今回のコンセプトは健康的な体育会イメージの1200Sをナイトスターのような闇の顔役のような悪魔的雰囲気を表現しつつ、よりチョッパーライクな方向に振ったテイストで仕上げました。オーナーは女性なのですが、なんと職業が看護婦さんなので「白衣の天使」が闇のナイトスターとは面白い組み合わせですね。
全体をブラックでまとめワルっぽい大人のイメージを演出するのがハーレー・ファクトリーカスタムのお家芸でありましたが、噂の「NIGHTSTER」は最近のカスタムのスタイルを取り入れて、メーカーとして初のテールランプやナンバーをサイドマウントに設定したスポーツスター・ファミリーのニューフェイスです。
このナイトスター、アメリカだけの発売に留まるのか、日本発売されるならデザイン上のポイントであるサイドマウントの仕様が、日本の法律に合わせて変更され面白味のない車種になってしまうのか注目すべきことです。
ともかく、メーカーの英断にリスペクトするべくシックス・モーターサイクルとしては、スポーツ色の強い1200Sをベースに走りも加味したナイト・チョッパーへ変貌させます。前後は程よくローダウン、1200Sホイールはナイト・イメージに合わせブラック・ペイント。しかし、タイヤは旧車っぽいパターンのフロントはエイボンMK-、リアはH.D.S社グッドイヤー・レプリカを履かせ新旧織り混ざったモダンナイズされたレーサーイメージを演出。
さらに、ハイトの高いエイプバー・ハンドルを装着することによって、あくまでもチョッパーであることを主張させます。スモールタンクに交換された外装を含め、車体各所はナイトだけにブラック・ペイントされ、1200S独特の梨地エンジンと共に気持ち良いテイストを醸し出しています。



ショート・ライザーとブラックペイントされたエイプバー・ハンドルは当店おすすめのグリメカセットでシンプル仕様。いたずらにハンドル廻りを演出しないのなら、ディスクブレーキにハンドクラッチシステムでは、この組み合わせがベストで値頃観もあるバリューセットです。 余白 前後に延長されたため、マウント位置がしっくりしない猫背気味のビッグタンクは、前期に採用されていたスモールタンクに交換され、ブラック一色にペイント。キャブはノーマルのCVキャブですがS&Sタイプのエアクリーナーカバーを装着して、同じくブラック・ペイント。



マフラーは通好みのテーパード・タイプをチョイス。一見ノーマルっぽいスタイルなんですが、ショート・サイレンサーのカタチとパイプの取り回しなどが実に絶妙で、違いの解る大人には人気のマフラーです。 余白 1200Sゆえ、ダブルコイルのツインプラグ仕様ですが、マウント位置はセオリー通りにV型エンジンセンターに移設。リアサスは高性能とまではいきませんが、ナローフォルムでシンプルデザインのIKON社製を選択。



今回のカスタムの目玉、そのフォルムから誰がつけたか通称、「イモムシ・シート」。その見た目の通りにペッタリとしたソフトな座り心地なんですが生理的にダメだという人も多いに違いない問題作。私も昔の某有名アニメにこんなのが大挙して押し寄せてくるシーンがあり、ちょっとしたトラウマになっています。 余白 メーカーもついに手を出したサイドマウント・ナンバー及びテールライト。今回はリアフェンダーをショートカットしてタイヤの存在感を強め、さらに保安部品はカットしたフェンダーラインから後ろにはみ出さないように、斜めではなく直角に近い並びでマウントさせ、リアのショートカットイメージをアピールしています。

        JUL.2007