1-F/21インチ
2-F/39ミリフォーク
3-4.5インチ・ベイツタイプライト
4-パウコ製エイプバー加工
5-グリメカマスター
6-マスタングタンク・トンネル加工
7-ER製ソロシート
8-5インチフラットフェンダー
9-ONEOFFシッシバー
10-サイドナンバー造作
11-ONEOFFミッドコントロール
12-ジョッキーシフト
13-ノンロッカークラッチシステム
14-ショッガンマフラー加工
15-キックキット
16-SUキャブ
17-コンチネンタル/タンク装飾



シックス・モーターサイクル・スタイルとでも言えるソフテイルをベースにしたモディファイで、ソフテイルフレームの持ち味を存分に活かした造り込みを施したEVOチョッパーです。今回特に最終EVOベースということもありフレームペイントの状態の良さ、そして何よりもクロームと漆黒のエンジンの美しさを存分に活かしたカスタムで各部の処理もそれに見合う丁寧さで仕上げることを目指しました。
1999年に生産が終了した一世代前のモデルとはいえ、機能的にもまだまだハイテックな素質があり、TCモデルとは違って前時代的な魅力が溢れているEVOエンジンのパフォーマンスを存分に活かせるように、当店の吟味したパーツでバランス良くまとめました。エンジンに合わせたクロームとブラックのペイントなど新旧を高い次元で完成させたセンスはシックス・モーターサイクルならではのスタイルであります。
何回も言うようですが、気負い無くいつでもどんな時でも乗りたくなる、ラフなスタイルでもチョイ乗りからツーリングまで幅広く楽しめ遊び心溢れる、スタイル的にも無理なくカッコ良くできるEVOの良さを存分に堪能できるチョッパ−です。



ベースがヘリテイジなのでフロント廻りはごっそり、39ミリのナローグライドに交換。タイヤはスタイル的に21インチ・ホイールに。
ハンドルはパウコのライザーを利用して幅詰め加工を施した同じくパウコ・エイプハンガーを装着。小型のフェイク製スイッチに、グリメカのブレーキレバー仕様。ジョッキーシフトなのでクラッチレバーは無しのすっきりとしたハンドル。
フォークにちょこんと付いたミニメーターは御愛嬌、ナローフォークに合わせて4.5インチのベイツタイプ・ライトに交換しています。
余白 小振りな2.2ガロン・ナローマスタングタンクをやや沈めぎみに装着し、お馴染みコンチネンタル氏の手によるフレイム・パターンを施してみました。
今回はちょっと凝ってみまして、ラインの部分を普通ならペイントで済ますところを金箔を張り込むように銀で仕上げるシルバーリーフという手法をしてもらいました。残念ながら画像では分かりませんが銀箔を押さえ付けて表現された模様がたいへん美しく一見の価値があります。
パターンはスタンダードでも人とはちょっと変わった事を考えているのならばこれはお薦めです。



美しいクローム&ブラックエンジンを中心に、吸気系はSUキャブでエンジンには手を加えずに排気系はストレートに取りまわされたショットガン・パイプでつや消しブラックにペイント。このスタイルならキックシステムも全く違和感無く受け入れることが出来ます。 余白 最近は珍しくもなくなったジョッキー・シフトにノン・ロッカーシステムのセットアップ。旧車乗りだけのコアなイメージだったこのシステムですがEVOカスタムでも取り入れられるようになり市民権を得たようです。チョッパー好きなら一度は憧れるシステムではないでしょうか。



シートはダイヤパターンが特徴的なイージーライダース製のソロシート。このブランドはフォルムが同じでも様々なステッチパターンを展開してくれる選択肢の広い製品が強みでして、当店でもこだわりの旧車など特殊な場合を除きフルカスタムからライトカスタムまで幅広く使用しておりとても重宝しています。 余白 細身な5インチ・フラットフェンダーと飾り気を廃した丸みを帯びたシンプルなシッシバーによりリア周りのコンパクトさを実現。サイドマウントされたちょいと大きめのフォードタイプのテールライトは意外と面白い仕様になりました。古めかしいパターンのタイヤチョイスによってほど良いクラシック感を表現しています。

        APR.2008