1-基本的にU.S.A仕様 |
この奇妙なアイアン・チョッパーは、このままの状態でアメリカから輸入した車輌でシックス・モーターサイクルで製作したものではありませんが、一部のマニアには垂涎もののバイクではないかということで掲載しました。 |
どこの製品か調べようもないタレたプルバックハンドルにぶら下げられた大きな純正のマーカー。クロームのスイッチボックスに2連の純正メーターがこれ見よがしに残されています。フロントタイヤは21インチに変更され、1.60インチのナローリムが使われています。たた単純に長いのが欲しいという欲求によって延長されたフォークで走ってみて、初めて解ったであろうフロントのブレに対処したねじれ防止のスタビライザー。 |
これがなくてはアウトローの魅力が半減してしまうとばかりにギラギラのクロームメッキが施されたアイアン・エンジン。現在のスポーツスターではクロームエンジンは格上の証ですが、アイアンではおバカで悪趣味の証拠です。ただし、このエンジン見た目とは違いボロいアイアン特有のエンジンノイズも少ない優等生だったのは驚きでした。 |
このバイクの不良っぽさを決定つけているのが、製作車名不明な段つきシートと純正シッシバー。写真では裏側になるので解りませんがシッシバーは70年代のNo.1プレートが入った純正モノなので、ひょっとしたらこの段つきシート、厳ついフォルムに似合わず純正品なのかもしれません。そう考えると打ち込まれたボタンの処理など高級品に見えてくるから不思議です。 |
このバイクのビルダーがただ者ではないと感じさせるリア廻りの処理でありますが、実際はひょっとしたらこれしか手元になかったのかもしれないと勝手にこちらで深読みしすぎてしまい自問自答させる罪つくりなHリム。これは珍しい16インチのH型アルミリムでどこの製品なのかさっぱり解りませんがこのチョッパーには大変良く似合います。 |
APR .2009