1-上げ上げハンドル |
基本スタイルはスタンダードなシックス・スタイルでありながら、オーナーの好みやシックスなりの流行りを上手く取り入れたソフテイル・チョッパーで、このソフテイルをベースにちょこちょこと手を入れたカスタムは当店では特に力を入れているジャンルです。現代的設計のエボリューションとは言えツインカムが主流の今となってはれっきとした絶版車。それも最終型といえども10年落ちになろうかという年月が経っています。ツインカム乗りからすれば一昔前のエンジンになるわけで、エボ全盛期にハーレーに乗り始めた私が当時一世代前のエンジンであったショベルに対して持っていたノスタルジックさからくる憧れや不安感と同じようなスタンスでこのソフテイルを見るのでしょうか。 |
今回のカスタムのスタイルを特徴づけている上げ上げハンドルバー。ミディアムハンドルを加工して製作、ポジション的にも左右に広がったスタイルなのでさらに厳つさを強調するためレバーも斜め上を向いたように取り付け。社外の74スプリンガーには純正のFLH用のライザーを介して取り付けていますが、もちろん加工なしでは装着できませんので、そのような場合に備えて製作販売したもののさっぱり売れない当店のオリジナル・トップティーを使用しています。 |
ピーナッツタンクを中央で分割した後、幅詰めして小型化した小さなガソリンタンク。頭でっかちなエボエンジンが真下にあるので、なおさら小さく見えますが実際ガソリン容量は少なく頻繁な給油は必須でしょうね。 |
ポイントカバーを大きく迂回するように並列に取り回された、ドラッグパイプマフラーはONE-OFF製作されたもので排気口部分は微妙にターンアウト加工が施されています。ストリートチョッパーでは装着率の高いスタイルのマフラーなんですが、実際既製品では満足のいくスタイルは少なく皆さんアールパイプを繋げて個々で製作している例が多いようです。 |
シックスではエボでもすぐにベルトドライブシステムにしてしまうので、珍しいプライマリーケースのある一コマ。ミッドステップ仕様なのでシフトロッドアームがケースの上から取り回されているのが特徴的です。 |
APR .2008