ハーレーの旧車に詳しくない人から見れば2サイクルエンジンのように思えるエンジン、サイドバルブです。ヘッドカバーはスチール製の空冷フィンの低いタイプのもので、アルミ製と比べビンテージテイストをより強く感じることが出来ますね。さらに、タンクの小さなチョッパーでは、タンクとエンジンの隙間がより大きく表現できるのでこれぞフラッティー・チョッパーだと感じさせる仕様でもあります。フェアバンクス製のマグネトーはベース車のモノを調整して再利用、シンプルなショットガン・マフラーはパイプを切った貼ったしたワンオフものでシンプルな造作に好感が持てます。
|
キャブレターは怪しげな社外品だったので、パワーアップの期待も少しはこめてM74リンカートをチョイス。装着にはマニホールドの穴加工が必要となります。電装系は言わずもがなの12Vに変更。プライマリーはチェーンでカバーもノーマルカバーとしています。この旧車独特のプライマリーカバーはセルが設定されていないのでそのための強度が必要とされず、本当のチェーンカバーの機能だけでしかなくチョッパーにそのまま付けてもダルさを感じさせることはありません。シフトペダルはロッカークラッチのベース部分を加工したもので、チト気の効いた造作となっています。
|