1-スポーツスタータンク 2-6インチフラットフェンダー 3-F21・R18,アルミホイール 4-F.R パフォーマンスブレーキ 5-SUキャブ 6-ワンオフ,シングルシート 7-ワンオフ,ショットガンマフラー 8-リジットバー 9-1.5インチオープンベルト 10-NESSトリプルトゥリー 11-キックオンリー |
秋の大阪ジャンボリーで納車になりましたソフテイルカスタムベースのチョッパーです。もともと前オーナーによってかなり改造されていた車両でしたが,カスタムの内容が10年以上前に流行ったスタイルだったので,正直このままお店に並べても売れそうにないと判断,使えるパーツだけ残して後は新規で,しかも時間の都合上,超特急でカスタムしたものです。 シックスモーターサイクル流のコンパクトなスタイル実現のために外装は惜しげもなく全て破棄,やれていたフレームもブラックに再塗装。ローダウンされたボトムケースは再使用しましたが車体の雰囲気に合わせてブラックに。トリプルツリーは以前,注文の手違いでずっと倉庫に眠っていた昔懐かしのNESSの製品で不良在庫処分のために取り付け。ハンドル周りは高めのライザーとスーパーバーハンドルでカタチを整え,小型スイッチや配線のパイプ中通しで細部を造り込んでいます。 社名不明のビレットフォワードキットと一昔前によくカスタム雑誌で見たことがあるようなフロント21インチのアルミホイールやリア18インチのワイドデッシュホイールは再利用。赤いアルマイト仕様のパフォーマンスブレーキも車体のカラーに合っていたのでそのまま使っています。 以上のような安価なベース車を利用し,リサイクルパーツを多用して軽〜く造ってみたエボチョッパーですが,シックスモーターサイクルでは目一杯のハイテック仕様のつもり。「ワイドタイヤと言いつつもサイズ150@しかないぞ。」「でもリジットだろう。」,「なぜキャブがSUなのか?」,「リアウインカー位置が左右非対称な造作なのはどうして?」等いろいろな部分で,力の抜け具合を物語っています。 しかし,こうやって無事完成してみるとなかなかサマになっているではありませんか。ちょっぴり不良のエッセンスが効いていてミーティング会場にいっても恥ずかしくないハイ&ローテックアウトローチョッパーです。 |
スリムなイメージを演出するノーマルサイズの社外スポーツスタータンクです。他のビックツインに比べて迫力あるアルミのエボエンジン以降はバランスを考えるならば,この程度の大きさのタンクで十分よいのではと思えます。 カラーはシンプルなブラックベースにキャンディレッドフレイム仕様。 |
余白 |
このマフラーもお店の隅に転がっていたテーパードマフラーをカスタムの最後にその場の雰囲気で手早く切った貼ったで造り上げたものです。もちろんクロームをする時間もお金もなかったのでブラックペイント処理で。 5速キックキットも前オーナーによって装着されていましたので,そのまま使用。キックペダルだけ在庫のあった真鍮製のモノをチョイス。 オイルタンクも高級感をなくすため,フレームを塗装した時に一緒にブラックにペイントしました。 |
ベース車は一応セルモーター仕様だったのですが,カットされたプライマリーケースの状態がよくなかったので,もっとも手間のかからない楽な方法としてオーナーの意見も無視してキックオンリーに。ベルトガードも取り去って危険一杯のベルト剥き出しです。ちなみに新しいオーナーはキックのみのバイクは初体験だそうです。 セカンダリーもベルトなので連結されたように見えるダブルベルトがワイルドで,たいへんカッコ良いですね。 |
余白 |
いまどきのツインカムではノーマルサイズ幅150@のタイヤでもシックスモーターサイクルではカスタムワイドタイヤのつもりです。また18インチなところがイケてるのではないかと思っていたりします。でも,このセットアップはもともと付いていたものでした。 タイヤの真上で大胆にカットされた6インチのフラットフェンダーは雑誌で見たW.C.C.のチョッパーに感化されてのものです。しかしリジット仕様なのでフェンダーステーの造作はいつものとうり。 ミニコブラシートは厚みのあるワンオフ製作で,キックオンリーのためバッテリーの高さを気にしなくてよいのでフレームとフェンダーにピタリと添わせてあります。ところで,シートの前に見える出っ張りは気にしないで下さいね。 |