1-スポーツスタータンク
2-5インチフラットフェンダー
3-ワンオフ,シッシーバー
4-8インチライザー
5-スーパーバーハンドル
6-ワンオフ,シングルシート
7-ターンマウトマフラー加工
8-スーパーバーハンドル
9-CVキャブ
10-キックキット
11-エンジンペイント

大阪のとなり和歌山から,ドノーマルのFLSTを持ち込んで来ましたオーナーのソフテイルチョッパーです。カスタム費用は格安で,それでも足らない分は奥さんの実家である農家提供の手土産として大量に持ち込んで来たミカンで肩代わり。このチョッパー製作中のシックスモーターサイクルはオーナーが持参しましたダンボール箱が山積みとなり八百屋のようなありさまで,一人当りの割り当てによって食べた大量のミカンで我々の顔色は黄色くなってしまいました。このミカン,色ツヤの良いたいへん美味しいもので来年もぜひ,よろしくお願いします。

シックスモーターサイクルではお得意のスタイルで仕上げました。クルーザーイメージでファットなFLSTを35@フォークに交換,スリムなスポーツスタータンクとフラットフェンダーに合わせて不良な雰囲気漂うナローフォルムに変化させています。

初期型ゆえスタンダードタイプの車種でしたのでエンジンはアルミの地肌,そのため見栄えを良くするため,年式相応にやれたアルミ地エンジンはサンブラ加工を施し,鮮やかなレッドにペイント。そしてオイルタンクやリアまわりをブラックにペイントすることによって全体を引き締め,エンジンカラーをより活かすようにデザイン。

フラットフェンダーに取り付けられたシッシバーはオーナーの好みで長めにワンオフ製作,ジャマなブレーキライトやナンバープレートはサイドマウントされているので,製作者ご自慢の黄金の角度で伸ばされたストレートスタイルがよりはっきりと強調され,たいへんカッコイイです。




ソフテイルチョッパーには定番中の定番,スポーツスタータンクをシックスモーターサイクルならではの自信を持ってセッティング。

ペイントは以前,当店で製作しましたショベルチョッパーと同じゴールドフレイム,尻尾の部分を赤色にアレンジしています。
このペイント,肉眼で見るときめ細かい仕上げで,けっこう評判が良く同じ雰囲気のものを求めるオーダーが多いんです。
余白

ナロートリプルツリーにフォーク径に近い太めの8インチの丸型ライザーを合わせて,スーパーバーをチョイス。今時めずらしくもない定番と言われる組み合わせですが,このバイクには日本人の考えた変なワンオフハンドルよりカッコイイと思いませんか。

ブレーキマスターは偉大なカワサキの製品を流用,セルボタンやウインカースイッチは昔からあるリプロものをセンス良く配置。




ソフテイルモデルではあまり見かけない組み合せで,ショベル時代の雰囲気を残す84〜87式エボリューションFXシリーズに使用されていた35@フォークを使用してみました。ホイールも同年代のものを組み合せています。

同じナロースタイルといってもトリプルツリーも含めて現行の39@フォークと比べて,オールドテイストでスレンダーなイメージがプンプン匂うスタイルを追求してみました。

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なにげないマフラーはラインを加工して先太りターンアウトショッガンタイプをブラックペイント。

オーナーの好みで5速キックキットを取り付け,キックでのエンジン始動を考えて89年以降のCVキャブを選択。このCVキャブ,セッテイング次第では気持ちの良いアイドリングを奏でてくれます。エアクリーナーはメッシュタイプの値段の安い割にはカッコイイものをチョイス。




肉厚なステッチがステキな,ワンオフ,ミニコブラシート。少し小型のバッテリーを使用することによって,フレームとの隙間をなくし,シート位置を下げています。

ワンオフシートは懇意にさせて頂いている専門店に頼んでいるのですが,値段は他店より安価なのに出来栄えはすばらしくイメージ以上のものを製作してくれます。当店は三流ショップではありますが,塗装を含め彼等のような一流専門店の手助けを受けカスタムしております。

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5インチ幅のフラットフェンダーにシンプルなロングシッシバー。定番のルーカステールランプをナンバープレートと共にサイドマウント。取り付け方法は,たいしたことはありませんが秘密です。

リアのファットボーイ用デッシュホイールは懇意にしている一流ショップ,ヘッドブロウではカスタム後の余りもの扱いでしたので,製作者が部品漁りに出向いた折,タダで持ち帰りシックスモーターサイクルでカスタムパーツとしてブラックペイント後,ありがたく使わせて頂きました。