大阪舞洲 2004 Harly Jamboree Final 2004年10月2日〜3日
去る10月2〜3日、大阪の舞洲にて第13回ハーレージャンボリーが行われました。
6年間続いたこのイベントも今回でいよいよ最終回となります。シックスモーターサイクルとしても様々な思い入れがあるイベントでしたので有終の美を飾るべく普段にもまして盛り上がり、さらに行動がエスカレートしてしまい他の出店者の方には迷惑をかけたのではと心配するぐらい暴走してしまいました。
初日の午前中はあいにくの雨でラストイベントなのに大丈夫かと気を揉んでいましたが午後から天気が回復すると、爆音を響かせながらぞくぞくと参加者が来場、不安は杞憂に終わり写真のような美しいサンセットシーンも見ることができました。

広い飛行場の滑走路の両側にずらりと並ぶ出店ブースの数々と奥に鎮座するイベントステージ。この独特の雰囲気もこれで最後かと思うとちょっぴり寂しく見えます。人の数が少なく見えるのは開場してまだ間もない時間帯だったからで、このイベントは天気に関係なくじわじわとスローペースで毎回始まるんです。余白 それと、我らがシックスモーターサイクルのいつものブース。
毎度のことながら出店ブースの列の一番スミが定位置になりますがジャンボリ−の場合、レイアウト的に会場の入口に近く来場者は当店ブースの前を通過されるので良く目立つだろうという魂胆あっての場所取りです。

この度初めて当店もデモバイクなるものを製作しました。しかし貧乏ショップゆえ贅沢なチョッパーを造り上げることはできず、お店の在庫車輌ショベルヘッドFLHをガラクタパーツでカスタムしたのです。製作期間は、たったの2週間足らず。ただひたすら「カッコイイ」をテーマにノリだけで造りましたので、機動性は2の次3の次の荒々しいカスタムになっています。
もちろんただ展示するだけでなく走行していましたが、もっぱら広いイベント会場で遠くのトイレに出掛けることのみ使われていました。一応,1400ccぐらいはあるんですが。
さて、カスタム内容はと言いますと…。
余白 さっぱり売れない当店オリジナルのリジットバーにフロントはスプリングカットで極限までローダウン。これで平地でもカーブするとフレームをガリガリと擦ってしまう直線番長のスタイルの出来上がりです。
それにちっぽけなリアフェンダー、半分しかないワンオフ・マスタングタンク、40・ほどのショートマフラーにエイプバーの組み合せ。でっかいライトにフォグライトを流用したブレーキライトがマニアック。ブレーキはフロントのみでリアには付いていません。これで、おもいっきりバーンナウトをすると言っていましたが結局見れませんでしたけどね。

トイレの帰り道、テントサイトで同じ大阪のハーレーカスタムショップ「ギャラップ」のメンバーが和んでいる場所に当店のスタッフが殴り込み、無理やりバイクの自慢を聞かせています。
ところで、シックスモーターサイクルのむさ苦しい客と違いギャラップの皆さんはとてもお洒落でした。
余白 ヘッドブロウのお客さんが遊びにきましたが、これは彼の愛車その名も「キュティー・ハニー」車体もスゴイが名前もスゴイ。
当店の暴君スタッフが、これ幸いと試乗しています。シックスモーターサイクルでは客層のエンゲル係数が高いので高価な社外フレームを使用したカスタムなんて夢の乗り物なんです。

ブース前の公共スペースを半分占領するような勢いでドカンと路駐するビッグなオールドキャデラック。
お隣のブースからてっきり苦情がくるものと思っていましたが、なぜか「これはスゴイ!これ1台でイベントのイメージアップになります。」とたいへん喜んでくださいました。
余白 皆さんお馴染みのVIBES集合写真の撮影風景。上から撮った構図で有名ですが横から見るとこんな感じ。
ちなみにシックスモーターサイクルの面々は写真映りが悪い人が多いのでこのような集合写真でも写るのを嫌がります。このようなホ−ムペ−ジの写真を集めるのも一苦労。一部例外を除く。

ぞくぞくとブースの前にシックスモーターサイクルチョッパーが集まって来ました。一応、お店の宣伝も兼ねていますので交通費のかからない近場のイベントは貧乏ショップにはありがたい。
地元開催なので気の向いた時にふらりと参加できるのが気楽で良かったのですが、これでラストイベントとは残念です。
余白 シックスモーターサイクルのニューフェィス。北海道の一人旅の途中、うちのスタッフに拉致された若者です。今回はわざわざ遠く静岡県からやって来てくれました。
まだハーレーは所有していないのですがチョッパーの試乗で大喜びの模様。チョッパー乗りになる日は近い。

無事、イベントも終了して帰るシックスモーターサイクルの面々。
最終エヴォ、ダイナグライドのライトカスタムです。高めのハンドルバーとサンダーヘッダーマフラーは定番ですがシンプルなカッコ良さがありますね。お疲れさまでした。
余白 79年式のショベルスポーツ・リジッドチョッパー。雑誌でも大きく取り上げられたこともあるのですが当店ではアイアンショベルゆえマイノリティな存在です。100・ぐらい走るとエンジンオイル1本分消費してしまうのが現在の悩みです。さよなら〜。

1200ccのエボ・スポ・リジッドチョッパー。
スタイル的にはスタンダードな部類に入りますが、フレームから外装をシルバーペイントしているので、他の金属部分との質感が近く無機的な雰囲気があります。お気をつけて。
余白 巷でいうところのフリスコ・スタイルチョッパー。
ハンドルが遠くステップの位置が高いのでライディングポジションもかなり独特なスタイルです。ハンドシフトボールに龍の模様がありワルっぽい雰囲気造りに一役かっています。おさらば。

小さく写っているのは、はずかりやさんなのでカメラから逃げるようにアクセルを吹かし走り去っているからの883ccのエボ・スポ・リジッドチョッパー。
スタッフのバイクでしたが最近オーナーが変わりました。ショベル・スーパーグライドも所有している幸せ者。気分によって乗り変えを楽しんでいます。事故っちゃダメよ。
余白 満面の笑顔で愛嬌をふりまいているバカ夫婦はシックスモーターサイクルでは少数派の目立ちたがり屋。
写真のチョッパーは意外にも奥さんのモノで、ダンナはスマートなカスタムを施したFXRに乗っています。またダンナはピンストライプ・ペインター志望で当店のサインボードなどは彼が手掛けているんです。

さて、ここまで書いてきて最後になんですが、大阪ジャンボリーは来年から名前と内容を変えて新しく再出発することになったそうです。舞洲は海の上に張り出した埋め立て地を利用した元飛行場なので近辺には苦情などが出る民家などはなく大阪市内からのアクセスも便利な会場としてはたいへん恵まれた立地条件で、このようなイベントがなくなってしまうのは残念に思っていたのですが喜ばしいことです。
来年からの新生大阪イベント、シックスモーターサイクルとしても期待したいものです。