タイトルイメージからしてパロディとなりましたが、シックス恒例のイベントA-DAY2011に参加してきました。今回も前年に続き天気予報では雨マークということで心配していたのですが、幸いなことに本番である日曜日の午前中は天気も良くて、午後からはやはり雨模様となりましたがイベント的にはまずまずの天候といっても良かったのではないでしょうか。
年を重ねるごとにイベントも大きくなっているようで今年は当店と同じバイクショップの出店が目立ちました。特に雑誌などでも有名なビンテージパーツ専門のショップも今年は多かったですね。普段はネット上でしかお目にかかれないお宝パーツが実際に目で見て吟味できるとはマニアには嬉しいかぎりです。まあ、当店はそんなお宝パーツはこれっぽっちも無いごく普通のパーツしかありませんけども。
しかしやはり、出だしの天気が良いとスワップミート主体のイベントは盛り上がりますね。例年になく入場待ちのお客さんも多く、彼らのはやる気持ちが本部にも伝わったのか15分早くの開場となりました。イベント会場内は瞬く間にお客さんとお店との掛け合いで一機に盛り上がります。しかし、シックスブースは今年は最初の売れ方はスローペースでした。それは何故か。どうやら4回目の出店ともなると、シックスブースは午後からは売れ残ったパーツを持って帰るのがめんどくさいので商売抜きで叩き売りするらしいとの認識がお客さんにあるようで、午前中に目ぼしいパーツの値段だけ聞いておいて午後から安くなってから購入するという図式が出来上がっておりました。まずい、これは金銭的に余裕のない零細個人ショップとして営利的に由々しき問題です。さりとて、大阪の商人のイメージが染み付いてしまった当店では、いまさらストイックな商売が出来るわけがなくお客さんの要望どおりの大阪パフォーマンスを振りまきながらの営業となりました。
そんな、笑顔の裏に涙を流しながらの展開でしたが今回の一番の働きを見せてくれたのが、タイトル写真に載っている彼です。シックスでは中堅ですが、そのとらえどころのない摩訶不思議な行動から永遠の二軍と言われている通称「ハエ」君です。愛車のスィートコカインならぬスイーツガンジャ・アイアンに寝そべるハエ君こそ今回一番の功労者だったのではないでしょうか。今回シックスのブースに立ち寄ってくださったお客さんの中には彼のパフォーマンスを鮮明に覚えている方も多いと思います。柿の種やパンくずを使っての巧妙な客引き、奇妙な奇声を発しての営業、購入に至ったお客さんに対しての買い物袋を使ったえげつない一連の小ネタ。彼のパフォーマンスはお客さんのみならず我々をも笑いの渦に巻き込んでくれました。中には吉本興業もかくやというネタの連発に一部の大阪のノリに慣れていない東京方面のお客さんにはドン引きされていましたが「特に女性の方」、楽しい思い出となりました。
さて、あんなに天気の良かった午前中に対して1時すぎあたりから雨がポツポツと降り始めると一気に客足が遠のきます。イベント本部もこのまま雨が降り続き止むことがないと判断したのか閉会時間を1時間も早め2時にはイベント終了とのアナウンスが入りました。こうなれば我々シックスもゆっくりとはしておれません。恒例のとにかくビニール袋に入ったら何でも3000円セールを始め、なおかつジャンケンで買ったらその場で500円になるイベントを盛り込みました。雨のためちらほらとしか残っていないと思われたお客さんでしたがシックスがセールを始めると、どこにこれほどの人が居たのかと思える程の黒山の人だかりで(ほとんど同業者?)A-DAYイベントの最後の華を咲かせてくれたようでした。そんなノリで終始行動していたため、肝心の売上の結果はさっぱりでしたが、記憶に残るA-DAYになったことは確かです。


晴天のA-DAY前日の土曜日早朝、シックスは何故か会場一番乗りを目指して大阪を出発します。今回のクルーは総勢14人、その内3人はバイクでの行動となります。フラッドヘッドにパンヘッドそしてアイアンショベルと旧車ばかりですが、これくらいの道程なら問題ないでしょう。それより気になるのはもう一台のフラットヘッド、そうワーゲンバスのほうです。ネットオンリーでレザーショップを展開しているガロンの店主熊ちゃんの愛車ですが本人も含めていまいち車両コンデションに自信がありません。小さなバイクとは違いナリがでかいバスだけにいざというときのトラブルの対処が難しいのですが、最初から心配していてもラチがあきませんのでシックスお得意の楽観主義全快で出発しましたが、結局帰り道の最後に少し調子を崩しただけでこれといった話のネタにはなりませんでした。なんとなく残念です。

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