昼からはスワップミートの常で客足も収まると、その隙に納車のチョッパーを送り出すことに。オーナーは天気の良い土曜日にリジッド・ショベルで乗り味を満喫して帰るはずだったのが、シックスのノリに付き合わせれ冷たい雨の中を一人東京へ帰ることになりましたがA-DAYを十分楽しめたことでしょう。
売れ行きも落ち込み始めたので、普通ならこの状態のまま終了時間までだらだらと過ごすことになるのですが、バイク組がこの寒さと雨の中を大阪まで400キロ以上の距離をバイクで帰るのはキツイという話になり、クルマにバイクを積んで帰るために持って帰るパーツをなるだけ減らさなくてはいけないという判断で激安売りを始めました。
とりあえず、大物はフェンダーだろうがトリプルツリーだろうが500円。小物はビニール袋に入りさえすれば、これまた何でも500円という投げ売り状態。最後はダンボール箱の物全部まとめて500円と、スタッフの「安いよー、寒いよー」の掛け声とともに持ってきた商品の実に3分の2以上を売り切ってしまったのでした。


結局最後まで雨が降り止むことはなく、30分早く開場したので終了時間も30分繰り上げて2時半にA-DAY2010は終了しました。さすがにこの時間になると粘っているお客さんも少なく売れる気配もないので、出店者の皆さんはややフライング気味に撤収準備です。シックスも去年の苦い教訓を活かして今回はすぐに大阪に帰ることに。
東京のバイクの納車が済んだので空荷のボンゴにはハンドル高めと幅広めのバイク2台、ワンボックスにもハンドルがスリムなのと小さなバイクの2台を詰め込みました。このような時、コンパクトなチョッパーはサクサクと積み込み作業が進みとても楽です。スタッフはそれぞれのクルマに定員一杯となりましたが分乗することができ、早々と会場を後にしました。


帰路は来る時は別ルートで東名高速道路を大阪に向かいます。大阪に近づくにつれて雨だけでなく風の半端なく吹き荒れてきましたが、クルマなのでまったく気になりません。天気に左右されない、これがクルマの良いところですね。バイク組の面々は無理にバイクで帰らなくて本当に良かったと安堵の表情だったのはいうまでもありませんでした。写真は途中の浜名湖サービスエリアで名物のウナギ料理で打ち上げをしている様子です。3000円ほどの高級なウナギでしたが、勘定はシックス持ちなのでスタッフ心置きなく極上の味を堪能しました。疲れきった身体には滋養の高いウナギは最高です。この後は何事もなく10時過ぎには大阪に到着しました。
最後に気になる売上げは、雨のために客足が悪かったのと最後の投げ売りセールの影響で去年より大幅に低い40万円ぐらいになりました。スタッフで記念に購入したA-DAYシャツとウナギ代金などもろもろの経費を差し引いて20万円ほどが手元に残った計算になります。ガチの商売ではなく遊びで参加したので上出来の部類ではないでしょうか。
ちなみに私個人の売上げは15万円ほどになりました。実際は購入した価格の20パーセントぐらいで販売したので本当は大損なのですが、売り手側として充実したA-DAYを楽しめたので問題ありません。購入してくださったお客さんはやはりA-DAYに来て良かったと、良い思い出を残してくれることができたでしょうか。 シックスのスタッフもA-DAYを盛り上げた一因として貢献できた満足感を得ることができたように思えます。 これだからA-DAYは面白いといえるのではないでしょうか。



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