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1999FXSTS
このコーナーは、これまでGALLEYで紹介してきたカスタムバイクのその後を追跡レポートしていこうという主旨で始めました。ハーレーのカスタムというものは決して完成体などなくいつまでたっても終わりが見えてこないイバラの道であります。貴重なお金や時間を費やし改造にいそしむ、そんな人生を棒にふるようなオーナーのカルマの深さを記録に残していきたいと思います。


一見どこが変わったのか解りにくいかもしれませんが、今回手を加えたのは操作系であります。キック始動オンリーにするために社外のキックキットを装着しましたが、よくあるキックカバーの大きく出っ張ったものではなく見た目にも薄くシンプルな製品です。このキックキット製造元の社名がなぜか二転三転しているので現在はなんというメーカーなのか知りませんが、れっきとしたアメリカ製であります。シックスモーターサイクルでは結構お気に入りのパーツで今回で3例目になり、5速ミッションには良いキットといえるでしょう。
全体写真を見るとフロントのブレーキシステムは大胆にも取り払っていますが、ハンドルにはブレーキレバーを残しリアブレーキ用としています。そのため、リアはブラックペイントのPM製4ポットキャリパーの2丁掛けで対応、緊急時の不安材料は多少は減ることでしょう。


プライマリーはプリモ製1-3/4インチのオープンベルト仕様。強化クラッチのフルキットで、もちろんセルは無し。ONE-OFFのミッドコントロールに変更してジョッキーシステムのスーサイドクラッチとしています。しかし、ショベルならよく見かけますがソフテイルモデルでここまでストイックな仕様も珍しく、オーナーの意気込みが強く感じられるカスタムです。



MAY.2006