今年も「これからドンドン寒くなるぞミーティング」に参加させていただきました。略して「これさぶ」、特に大きなイベントもないのですが気の知れた友人たちと語らいながら、ゆっくりとした時間を過ごすといった大人のミーティングです。
地理的にも岡山県の山間部にあたる津山市ということで気温も都会とは違い過ごしやすく、会場のキャパで人数も限られているので夜中のテントサイドでの会話もじっくりと腰を落ち着けて楽しめるキャンプミーティングとしては理想的な場であり、また主催者のユニークな人柄もあり毎年それが楽しみで寄せてもらっているようなものです。
ただ今回、残念なことに私を含めてシックスでは古株と呼ばれる3人組がそろって仕事の関係で途中参加となったのですが、それが後々大きな問題となってしまったのです。つまり、シックスでは「これさぶ」恒例の昼飯を賭けた「シックスじゃんけん」を意図的に回避したのではないかという嫌疑をかけられ、通常なら夜中のテントサイドでの至高の語らいが急遽、軍事裁判のような緊張した有様に一変してしまったのでした。被告と化した我々3人はそれぞれ疑惑を否定するも、裁判長兼、検察官であるシックス番頭の厳しい追求は社会主義国家のような独断的な方法論のもと執り行われ、ついには我々の言い分は退けられ卑怯者の烙印が捺されてしまったのです。しかも暴走したシックス番頭の追求の手はドンドンとエスカレートしてその場にいた他のメンバーにも飛び火する始末。次は自分が被告席に立たされるのではないかという精神的恐怖のもと、幾人ものメンバーが激しい吊るし上げを喰うハメになったのでした。スターリンや毛沢東の革命に匹敵する血で血を洗う惨たらしい弾圧が、密かに「これさぶ」のキャンプ場で繰り広げられたのです。ああっ、その忌まわしき名は誰が呼んだか「シックス裁判」。「シックスじゃんけん」に続くシックスの暗黒の歴史に新たな1ページが加えられた瞬間でした。
そんな訳で今回のレポートの前半は作者である私が直接見聞きしたものではありませんが、「シックス裁判」を無事にくぐり抜けることの出来たメンバーの撮った写真や取材から構成したものであります。ここまで読んだ皆さんが期待しているであろう「シックス裁判」の写真は人権問題の絡みから掲載出来なかったことをご了承ください。


降水確率のなど全く心配ないくらい晴れ渡る晴天のもと中国高速道路は赤松パーキングに続々と集まるメンバー達。もしものアクシデントのためにシックスがサポートバイクに選んだのは38ULと彫金ショベルという贅沢な組み合わせで、意図的に自分のバイクをクラッシュさせてまで乗ってみたい気にさせるセレクトです。トラックを運転するのは最近、痛風で悩んでいるらしいシックス番頭。
そして、「シックス裁判」が行われなければ今回のレポートの主役であったはずの、あちこちで噂になっている46ULチョッパー。そう、この日は彼の待ちに待った納車記念でもあったのです。この素晴らしい46ULチョッパーの詳細はGALLERYにて紹介します。

11時過ぎにパーキングを出発して、次の目的地岡山県にあるレストラン「ポナ・ペティ」へと向かいます。ここは昨年から「シックスじゃんけん」決戦の地となった、オーナーもショベリジ乗りというカジュアルレストランになります。
最初に公表しておきますが、今回「シックスじゃんけん」の敗者となったのは写真下段の2人です。なぜか負け組み2人だけが良い走行写真がありました。これは何かの偶然か、いやメンバーでも写真に写っていない人物もいるのに出来すぎでしょう。この時点で走行写真と引き換えに負けが確定したに違いありません。


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