昨年、長年の活動の末に有終の美を飾った「さぬきバイカーズミーティング」が早くも今年、「AJ香川モーターフェステバル」として復活を果たしました。去年に終わったばかりでブランクも空けずにもう復活したのは、なんとなく胡乱な雰囲気があるぞとシックスモーターサイクルとしては様子をうかがっていたのですが、なんと主催者様の直々の出店催促の電話がありまして急ぎ参上したしだいです。
今回の新イベント、四国の二輪業界を盛り上げようという趣旨は同様で開催内容も例年とほぼ同じと、どうやら名称が変更になっただけのようです。近年バイク人口の減少と主催者側の事情やら近隣住人との軋轢など次々と名だたるバイクミーティングが終了していく中、見事に復活をとげた「AJ香川モーターフェステバル」は今後の各イベントの指針になれば良いなと願うしだいです。
さて、開催内容は過去の記事をご覧になればお分かりのとおり中身の充実した大変素晴らしいものなのですが、いかんせん梅雨入り前の不安定な時期のため天気に悩まされることの多かったイベントでもありました。今回はというと有難いことに雨の心配はまったくなかったのですが連日30度を大幅に越える猛暑日と中国からやってくる大量の黄砂とのダブルパンチの天候で、屋外のイベントとしては体力的にかなり負担のかかる状況となりました。喉の渇きを癒す冷たいドリンクは必須で、特にかき氷の販売店は常にお客さんの長蛇の列で店員さんの休む間もないほど繁盛していました。
シックスブースはビールサーバを持込み大量のビールを浴びるように消費するという独自の熱中症対策をしていましたが、さすがに連日の炎天下では効果が薄いのか皆さんぐったりとしてテントの影で寝ているイベントとなりました。


今回、ハーレーミーティングというより、モーターサイクルイベントとしてのイメージが大きいのではないかと深読みしたシックスは持込むバイクも十分に吟味しました。先ずは誰が見てもハーレーだと理解してもらえそうな威風堂々としたショベルFLHに、いかにも渋いバイク臭が漂うカワサキ82年式Z1100GPです。どちらも素性良し状態良しの間違いがないセレクトといえるでしょう。さらに目玉バイクとして近頃シックスで盛り上がっている、ホンダが生んだPOPなライトチョッパーJAZZを持込みました。これらのバイクが販売されていた80年代や90年代はバイク業界も今とは違いエコなどの小難しいコンセプトや制約など必要なく面白いバイクを製作してやろうというノリだけで開発され販売した様々なバイクの異端児が百花繚乱していた時代でもあります。その中でもJAZZはホンダ自慢のモンキー系のエンジンを積んだリトルアメリカンとして当時人気を得ました。しかし、今では後進のマグナ50にその座を譲り生産中止となって久しく中古車市場でも状態の良い個体にはなかなかお目にかかれません。このJAZZは特に状態の良い中古車でシックスが自信を持ってオススメできるチョッパーです。
残りのスペースにはツアラー系ハーレーのバッグやシート、小物パーツなどを持込み販売しました。炎天下にも関わらずハンドルパーツやヘルメットを購入して下さったお客様にはこの場で改めてお礼を申し上げます。


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