一夜明けて、もちろん天気は快晴。昨夜の喧騒がウソのように、さわやかな朝の風景が広がり出発までの残された時間を皆、日向ぼっこなどそれぞれの充実した最後の「これ寒」を満喫する。
見慣れぬFXRを皆で囲んでいる写真があるが、九州からアイアンショベルとのペアで参加のFXRで昨夜、会場近くで2台とも調子を崩し立ち往生。地識氏に連絡があり、シックスのトラックで引き上げに向かった。夜間ゆえ会場は暗いので修理は明日に持ち越すことにした。翌朝、応急修理としてなんとか走行できるようにはしたのだが、やはり完全ではなく九州への道のりは遠い。後日、彼らとは新潟のバイブスミーティングで再会したのだが、やはり帰路はかなり苦労したそうだ。
こちらも、名残り惜しいが正午になる前に会場を後にした。


ところが、帰りみちの高速道路上でまさかのハプニングが発生。シックス番頭が高速走行の振動でWLのガソリンキャップを飛ばしてしまったのだ。そうなると給油穴からガソリンのダダ漏れ状態に。とりあえず、タオルを巻いての応急処置で済ますことにした。
実際、この程度のハプニングで済み走行不能のトラブルでなくて良かった。高速走行の振動ではタンクキャップはともかく、ボルトの脱落やステーパネルの破損などの事態がままあるので気をつけねばならない。
今回、このハプニング以外大きなトラブルも無く無事に帰ることができた。納車したての旧車があったりして初期不良が出てしまうのではないかと心配していたのだが、取り越し苦労に終わったようだ。天気にも恵まれ深刻なトラブルもなく終わった今年の「これ寒」だったが、楽しい思い出だけを持ち帰れて本当に良かったと思う。完成された最近のハーレーとは違い、古いチョッパーは何かと問題児なので今回のように何もトラブルがないと、とてもラッキーな気分になるのが却って悲しいところだ。
しかし、2週間後には片道500キロ以上もの距離を走らねばならない新潟バイブズミーティングが控えている。いつもラッキーだけでは済まないのが残念なところで、実際いろいろあったのだが、それは次回の講釈にて。


1 2 3 4 5 6