ボバーとチョッパーの中間的なスタイルのパンヘッド。
もとは旧車のオーソリティ、センバ出身の血統書付パンヘッドでしたが、オーナーの趣味で現在は完全な走り屋仕様に。ベース車輌が良いものだけに雰囲気も渋いです。上向きのワイドなハンドルと2インチ径のターンアウトパイプの質感、15インチのぶっといリアタイヤが魅力的。興味があるなら、カスタム前の姿はホットバイクに掲載されていましたので、バックナンバーから探してみるのも宜しいかと。
こちらの2台も個性的なセンスが光るビンテージ・チョッパーです。後方の紅白チョッパーはビック・フラットヘッドでめずらしいですよね。手前のパンヘッドもエッグタンクのペイントやシートの造作、オイルタンクの処理など見所一杯。
この2台は行きも帰りも我々と同じ時間帯で走っていたのですが、高速道路ではとてもハイスピードで飛ばすので、あっという間に置いてけぼりを喰らいましたよ。

このナックルヘッドもリアまわりがファットなパーツで構成されたビンテージ・チョッパーです。クルマ用の15インチ-ホワイトウォールタイヤに幅広なフラットフェンダーの組み合わせがインパクト大ですね。
このスタイルで、天を突くスカイハイバー・ハンドルが特徴的で乗り手のこだわりを感じさせます。
これは渋いモデル-U・ボバースタイルカスタム。ほとんどのパーツがNOSモノだと雑誌で掲載されていましたが、実物を見るとやはり雰囲気がありますね。フラットヘッドとはいっても大排気量なのでWシリーズとは違い量感があります。外装カラーの微妙な違いや変わったフォルムのサイレンサーがカッコイイ。

乗り手の趣味がモロに反映されたアーリーショベル・チョッパー。モールディングを施されたリジッドフレームにマニア垂涎のフロントまわりのセットアップ。いわくありげなエッグタンクも地面と並行に取り回されたフィッシュテールマフラーもイイですね。ピースフルなシッシーバーが狙い目な一台。 これだけのハーレーが集まった中でもフルオプションのアイアンスポーツスターは他に見かけませんでした。一般受けはしないかも知れませんが、60年代中期のXLH、ラグジュアリー・アイアンの良さが凝縮された渋いバイクです。モノトーンの配色とヤレたクロームがとっても素敵で私好みです。

大阪在住のリジッド・ショベル。ちょい長めのワイドグライドフォークが印象的なこのチョッパー、その洗練されたスタイルからピンとくる人もいるかと思いますが、あのモーターサイクルデンのカスタムです。タンクには木の葉のような模様があり車体カラーとあいまって老舗ならではのネオ・ジャポニズムを感じさせてくれます。 このハーレーも大阪では古くからこのスタイルを維持している名物チョッパー。私の記憶か確かなら15年ほど前にはすでにこのスタイルで、航空機の燃料タンクをイメージさせるタンクが超個性的。この記事を書くために昔の雑誌を捲っているとなんとこのバイク、スイングアーム時代の写真が!十数年ぶりの新しい発見でした。


1 2 3 4 5 TOP